「もう終わりだ猫のモスクワ」

モスクワの図書館のマスコット猫が利用者のクレームで〝クビ〟 〝再雇用〟の署名運動も開始

モスクワ図書館248―1で8年間にわたり市民に愛されてきた猫、マーキスが利用者のクレームにより〝解雇〟され、街の人々はその決定に対して怒りと失望の声を上げています。クレームを提起したイーゴリ・ポチキンさんの主張は、猫がいることが不衛生だというものでした。

図書館管理者の決断により、マーキスは追放され、図書館の雰囲気が一変しました。図書館長エレナ・アキノバさんが引き受けることになり、多くの来館者がマーキスの不在を嘆いています。アキノバさんは「来館者は皆さんさびしがっています。日中、誰も家にいないので、常に人に囲まれてきたマーキスは1人でさびしそうです」と述べました。

この決断に対する抗議の声が、テレグラムなどのソーシャルメディアで広がり、「マーキスを図書館に戻そう」との署名運動が始まりました。モスクワ市議会国家建設・地方政府委員会のアレクサンドル・コズロフ委員長は「世論の声が早く猫を図書館に戻す手助けとなることを心から願っています」。

もはやこれが「もう終わりだ猫のモスクワ」と言われる状況で、市民の思いが図書館に響くことを期待するばかりです。

引用元: https://news.livedoor.com/article/detail/25808481/